岡山県備前市東片上
Road Map :R2で備前市に入り、JR備前片上駅近くから北上し、東備ゴルフセンターに向かう。
Route Map:西の池コースから ”観音寺山”まで登り、”東観音寺山”を往復して尾根コースで下山する。
『岡山100山』 登山道はよく整備されており、退屈しない面白い山だった。
以前に登っているのに記憶から消えていた
岡山の望海山で自宅から近い山を検索していて ”観音寺山”が該当することを知った。
初めて登る山と思っていたがリストを見ると '10年04月に一本松コースから登っていたのだった。
この時には ”東観音山”に登り忘れていて、リベンジをしたい様な事が我がHPに書かれていた。
今回は西の池コースから登り、東観音寺山まで足を伸ばし、尾根コースから下山することにした。
観音寺山
国道2号線から直ぐ近くの山なのに、登山コースが多く、登山道は歩き易く良く整備されており、要所からは展望も得られる岡山県には珍しい良い山だと思った。来年の冬には違うコースも歩いてみたい。
今日の山歩き
観音寺山 → 富田松山、前山。
〔080〕観音寺山 (386m)
かんのんじやま
登り:1時間27分(観音寺山まで)
下り:57分(観音寺山から)
コースタイム:3時間29分(東観音寺山、北展望岩往復を含む)
標高差:318m
累積標高差:653m
直ぐにがっちりと施錠されたゲートに着く。
右端にはハイカー通行用に大きく隙間が開いていた。
西の池コースの登山口周辺には駐車場、駐車スペースが無く、路幅の少し広い所に車を停める。 気温は−2℃と寒い中、8時23分に歩き始める。
作業道を進んで行く。
10分で ”2つ目の池”(竹ノ奥池)に着き、作業道はここで終わる。
薄氷が張っている ”2つ目の池”の西端に登山道が伸びていた。
”2つ目の池”に流れ込む沢沿いに登って行く。 簡単な渡渉もあった。
”2つ目の池”に沿った登山道は雰囲気が良かった。
17分でコースの分岐点に着く。 ここで3つのコースを選択出来る様だ。
コースに付いてはまったく詳しくないが、一番遠回りな西の池コースで登り、
尾根コースで下山することにした。
沢はゴルジュの様に大きく削り込まれ、岩峰の面白い登山道を登って行く。
ひと登りすれば、樹林帯のフラットな道となる。
”西の池”の西側を回り込む道に入って行く。
天神コースとの分岐に着くと道標の下側に「トド岩まで約5」の標識があったので、5分なら行ってみるか。の軽い気持ちで寄り道してみることにした。この時点では
トド岩は展望岩だと思っていた。
要所には道標が整備されているので安心して歩ける。
トド岩までの往復12分程をロスタイムして分岐に戻り仕切り直す。
何の変哲も無い岩を現認しながら通り過ぎてしまい6分歩いた時点で引き返した。これがトド岩(大岩)で展望岩では無かったので通り過ぎてしまったのだ。
無理やりトドに見えないことも無いが命名する程の岩では無かった。
フラットな穏やかな道がしばし続く。
”西の池”の北側を回り込んで行く。
この小さなピークは各コースの分岐点になっており、
下山時は ”尾根コース”で下る予定とする。
緩やかに登っていくと1時間14分にて小さなピークに着く。
このコースでは珍しい岩峰歩きは少しの間だけだった。
小さなピークからは緩やかに下って行き、緩やかに登り返して行く。
展望所はこんな感じの場所だった。 南方向の展望が得られている。
山頂への登り途中に展望所の表示があったので寄ってみる。
コントラストが悪く判り難いが、手前の山並みは、この後登る予定の富田松山〜前山の様だ。
片上湾の最奥部が見えているが、これでは望海山とは認められない。
どこを見ているのかさっぱり判らない。
1時間27分にて広々とした山頂の ”観音寺山”(386m)に着く。ここに来るのは2度目なのだが、記憶はまったく甦らない。 木々の間からであるが360度の展望が得られていた。
意見箱に入っている地図を見てみると、表面カラーコピーのよく出来た地図だった。これを登山口に置かずに山頂に置くのは如何なものかと思う。
前回、訪れた時は透明プラ板の山頂表示であった様だが、しっかりした板材の表示板に変更されていた。 こっちらの方が味がある。
山頂から片上湾方向の展望。
山頂から北方向の展望。 各山へは登山コースがある様だ。
山頂から東方向の展望にはこれから登る ”東観音寺山”と ”北展望所”が見えていた。
”観音寺山”から一本松コースの分岐である鞍部に大きく下って行く。
滑り易い急な一枚斜面が続くが、登山道には手掘りの小さいステップが切ってあり、下り時には滑り止めとなり大いに助かった。
この峠(鞍部)には ”十字分岐”と言う判り易い名前が付けられていた。
左からの一本松コースとの分岐点となる鞍部に降り立ち、
そのまま対面の ”東観音寺山への登山道に入って行く。
こちらも滑り易い1枚斜面であるが、ステップは切られていないので下りが心配だ。
”東観音寺山”へは中々きつい直登が続く。
山頂表示はこの木製板に書かれていたのかも知れない。
南展望岩にも行きたかったが、距離、時間が判らないので割愛したが、
南展望岩からの眺望が一番良いことを帰宅してから知ることになる。
”東観音寺山”に着いたと思われるが、三角点も山頂表示も無く、本当に山頂に着いたのか疑問を抱いてしまう。
緩やかに下って行き、尾根の北端になると大きな岩がゴロゴロとあった。
北展望岩へは幅が広過ぎて尾根道とは思えない穏やかな道を進んで行く。
2時間丁度で ”北展望岩”に着く。 北方向の山並みが見えていた。
西方向には ”観音寺山”が見えており、あのピークへの登り返しがバカらしく思える。
北西方向に見えた山々。山名はまったく判らない。
北方向の山々を見る。 ここから先へ登山道が伸びている様だが、登山道は現認出来なかった。
”東観音寺山”から急斜面を下り、分岐に降りて行く。
鞍部の分岐に下り終えて ”観音寺山”へ登り返して行く。
登山道の手掘りの小さなステップが写真でも判る。
2時間32分にて ”観音寺山”に戻り、そのまま続けて下山に入る。
山頂直下にはビニールシートで覆われた簡易トイレがあったが、
気持ち悪くて中の様子は見ていない。
登山コースの分岐点である小さなピークに戻り、尾根コースに入る。
分岐点にはしっかりと道標が設置されており、登山道も良く整備されていた。
又、分岐が出て来た。 三の池コースも2つ目の池に戻れる様であるが、
ここは予定通りに尾根コースを選ぶ。
赤テープは必要ない程の広い登山道が続く。
林道跡と思われる幅広い登山道となってくる。
尾根コースを思わす所はまったくなかった。
尾根コースは尾根筋を歩いているのだが、尾根の幅が広過ぎて
尾根を歩いている感じがまったくしない。
”第一展望岩”の表示があったので寄ってみる。
登山道から直ぐの展望岩からは片上湾が望め、この後に登る予定の ”富田松山”も正面に見えた。
下山41分にて西の池コースの分岐に戻る。
登って来た沢沿いの登山道であるが、下りに歩いても雰囲気は良かった。
2つ目の池に戻り、作業道に入って行く。
歩き易い作業道を淡々と下って行く。
登山口である作業道ゲートに戻る。
下山57分にて駐車地に戻り ”観音寺山”を終える。
皮肉なもので今頃になって晴れてきた。